2012.04.12 

「わんぱとお知らせ(4月号)」が出来上がりました。
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「第二回 犬の何でも相談会」

2012.03.24 (土)

海岸地区コミュニティセンター

講師:大久保雄作先生

相談会
「犬の何でも相談会」を開催しました。
3月24日(土)の午後、おおくぼ動物病院の大久保雄作先生を講師にお迎えして、昨年に引き続いて2回目の「相談会」を開きました。
少人数の会でしたが、自己紹介・愛犬紹介の後、病気のこと、ちょっと心配なことなど質問がたくさん出て、「知って得する情報」がいっぱいでした。
たとえば、

Q1:長時間留守をするとき、排泄を我慢している愛犬は膀胱炎にかからないか
A: 大丈夫! どうしても我慢できなければ犬は自分で排尿します。犬は群れで生活していた動物。皆で移動し、ボスから順に餌を食べ、そして排泄する。移動中や食事中は排泄を我慢してきた動物なので、1日1回出ていればOK です。
――そうなんだ。安心しました。

Q2:「老犬となり、腎機能が悪くなると多飲多尿となる」とよく聞きますが、どれくらい飲むと多飲?
A:1日に、体重1キロにつき、100ml以上(5キロの犬なら1日500ml以上)なら多飲と言っていいでしょう。ペットボトルに水を入れて計るといいのではないですか。
――なぁるほど! 一度1日の水分量を測ってみます。

などなど、役立つ情報をたくさん教えていただきました。
この他にも、アレルギーのこと、ホルモンの病気のこと、歯石のことなど、たくさんの質問があり、その都度、大久保先生から分かりやすく説明をしていただきました。
会から心ばかりの謝礼をお渡ししたところ、今回も全額この会に寄付してくださいました。
有難うございます!

大久保先生、お忙しい中どうも有難うございました。
次回もよろしくお願いします。
(文責 中村民世)

相談会



寄付・ボランティアの御協力を求めています。
ドッグレスキュー 譲渡会
中央のサングラス姿が本多正昭さん

東日本大震災1周年・ドッグレスキュー本部(寒川)からの報告 
                             本多正昭

 我が愛犬の小柴の力丸の父親はチャンピオン犬だ。飼い主の柔道の先生宅から種付けの為に宮城に長期間貸し出されていて、東北で製造した数百匹の力丸の兄弟犬と共に被災した。

 また漁船は板子一枚下は地獄と言われる。漁師は弱かったらやってられない。それで漁村や水争いのある農村では、昔から子供に心身鍛練に武道を習わせる親が多い。被災した地域も武道が盛んである。

 私(日本空手協会5段)の道友の先生達、私も呼び出し係をやった文科省認可の全国少年大会で活躍した小さい仲間達も被災した。

 震災の後、涙だけが出て言葉が無かった。

 私に出来る事は祈りと貧者の一灯の募金しかないと思っていた。

 そんな時、所属する町内防犯活動の茅ケ崎わんわんパトロール隊より、隣町の寒川に代表達が決死の覚悟で救出に行った福島の原発20キロ圏内の犬も含む被災犬(猫)を保護している東日本大震災ドッグレスキュー本部(参HP)があり、我々も協力したいとの呼びかけがあった。
 
 私は、多くの物を失い先が見えない状況の避難所の被災者の愛犬を預かりお世話する事は、少しでも彼等と手をつなぐ事、共に生きる事、御支えする事、そして共に復活する事につながると思った。

 5月の雨の日曜日、初めてボランティアに参加した。

 雨の中、支援物資のカッパを貰って、犬が散歩に出ている間に、3月に大工さんがボランティアで作った掘立小屋のシェルター内の犬舎の掃除・消毒・新聞紙敷き・餌の残し具合他の記録付けや食器洗いを昼休み・3時の小休止を含めて4時間位した。

 秋田犬でも土佐闘犬でも格闘して世話してやる!と闘志を漲らせて完全武装で行ったのだが、最初から危ない事をさせられる訳ではなかった。避難所にいる飼い主の事を思えば愛犬家なら女性でも十分出来る仕事だった。

 ただ当初、恐怖の海を見た犬達、地獄の海を泳いだ犬達が普通の状態で無かった。戦場の様であった。犬達の脅えた目、吠える声が悲しみを訴えている様であった。体中に臭いが染み付く感じで犬好きでなければ出来ない。九州や愛知や静岡からも団体で借りてある宿舎に泊りがけで来てくれた女性達も犬の扱いが上手なので驚いた。お洒落なネイルアートの女性も流れる様に凶暴な犬も扱う。

 夏前には寄付されたクーラー付きの緑のプレハブシェルターも出来た。犬達も大分穏やかになった。近隣の家庭に一時預かりに出せる犬も増えた。シェルターで生まれた犬達の里親も募集している。

 震災1年後の今、シェルターにいる二百数十頭や一時預かりに出した犬、飼い主の元に帰った犬、里犬に出した犬も含めて約700頭のお世話をした。
福島から埼玉に避難している家族が10カ月目に初めて面会に来た。もう会えないと思っていたかもしれない犬が喜んで喜んで家族一人一人の胸に頭を押し付ける。私は「また御家族と暮らしたいよな!」と声を掛けた。犬を抱きしめている御一家は皆「はい!」と答えられた。帰る時、小学1年生位の男の子が姿勢正しく直立して大男の代表に「うちの子を宜しくお願いします。」と言った。

 代表は「よし!まかしとき!」と力強く答えた。

 ・・と言っても代表の過去も赤裸々に書いた著書『組長をカタギに変えた犬』のある代表夫人の郷里の沖縄の「ナンクルナイサ―(なんとかなるさ)」精神で始まった活動である。

 勿論、寄付もボランティアも大歓迎である。




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